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おすすめ戦術本

上級者向け

上級者が、戦術本を読んでもすぐにに強くなるとは、あまり思えませんが、それでもさらに上を目指す方に向けて「引き出しを多くする」「別の視点を持つ」という観点で、おすすめを選びました。
初級者が読むとかえって毒になるかも。

麻雀IQ220の選択 (近代麻雀戦術シリーズ)

勝又プロが、どのように場況判断や読みを踏まえて打牌選択したのかが実戦のケーススタディ形式で説明されています。
可能な限り一般化・抽象化した解説もされていますが、一見するとセオリーに反するような打牌を中心に解説していますし、対戦相手のレベルに依存する内容も含まれているので、上級者でないと使いこなせないかもしれません。

超メンゼン主義麻雀 (マイナビ麻雀BOOKS)

著者は、オンライン麻雀天鵬のプレイヤー。鳴きを多用するプレイヤーが多い中、副露率が22%と極端に鳴きの少ないプレイヤーでありながら、鳳凰卓でもトップクラスの成績を上げています。麻雀への向き合い方等を文章化したエッセイ的な要素と、豊富な立体図を使ったケーススタディから構成されています。
特に多数派の面前主義でないプレイヤーには、新しい視点を提供してくれる本としておすすめです。
ただし、具体的な戦術やセオリー的なことは語られていないので、初中級者が強くなるための戦術書としては不向きです。

なお、筆者の雀魂での副露率は26%弱で、おそらくベスト100プレイヤーの中では、1位2位を争う面前派だと思います。

世界最強麻雀AI Suphxの衝撃 (マイナビ麻雀BOOKS)

マイクロソフトが開発した麻雀AI「Suphx」。人間の最強者レベルに到達した麻雀AIです。AIは打牌選択はしても、どうしてその牌を切ったかは説明してくれません。
この本では、麻雀AI「Suphx」の打牌選択を麻雀強者が思考を読み解いて解説を加える形をとっています。
一見するとセオリーに反するような選択も多く取り上げられており、初中級者に対してはミスリードになるおそれがあるのですが、上級者であれば、消化してレベルアップできると思います。

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